琉球大学編の「知の津梁 」という本に、
"沖縄から見ますと、沖縄はアジアの国々、もちろん中国や日本を含めさらに太平洋の島々に向かって開かれています。そしてそれらの地域と公益し、その富をもとに王国が成立し、特色ある文化や歴史を発展させてきました。.... 沖縄は日本の周縁で南に開かれた地域であるととらえるのではなく、アジア・太平洋域の広い交易圏の中心に位置し発展してきたということを考える必要があります。"
とあります。目からウロコというか、今まで私は沖縄を"日本"の一部として捉えていましたが、沖縄はそもそも日本でも中国でもなかったということを前提として認識しなければならないと感じました。
日本から沖縄を見るのではなく、沖縄から周りを見渡してみると何と開かれた景色かな。
国が陸で繋がっているのではなく、海で繋がれている。
沖縄から見ると、日本も中国も東南アジアもさして、距離は変わらない。
一番近くに見えるのは、かつて「小琉球」とも呼ばれた、西の台湾です。
同じ本には、
"沖縄について言えば、江戸時代には薩摩、明治になると日本政府、そして太平洋戦後のアメリカとの関係で政治的にさらに文化的にも困難な自体が起こっていますが..."
とあります。
500年前に栄えた琉球國。
遠くは、マラッカ王国とも盛んに交易したと言います。
そんな時代に生きていた琉球の民はどんな気概を持っていたんだろう?
と思いを馳せるとワクワクします。
「知の津梁 やわらかい南の学と思想・3」
http://www.junkudo.co.jp/detail.jsp?ID=0001045819
沖縄人による沖縄歴史探索日記
http://okirekisi.livedoor.biz/
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