2008年10月9日木曜日

エスペラントな生き方

あるとき、
この人みたいな生き方をしたい! と思える人生のモデルを探していました。
そんなときに図書館で手にとった本。
それが長谷川テルという人の伝記でした。
一時期、僕の故郷である奈良県の天理市にもいたことがあるというので、何か縁を感じて読み始めた本。
その2ページ目で背筋に衝撃が走り、なんと泣いてしまいました。
普段本を読んで泣くことなんて稀なのに、その導入部分で号泣しかけている、自分にびっくり。図書館で、です。必死で声を出さないように抑えていました。

長谷川テルという人は、エスペランティストで、戦時中に非国民と揶揄されながら、当時日本が侵略している最中の中国に渡って反戦活動をした人です。
人間いつかは死ぬ。侍じゃないけど、死ぬなら華々しく散りたい。
平和という希望を抱き、若くして他界した長谷川テル。
彼女のように生きたい、彼女の意志を継ぎたいと思いました。

今では長谷川テルの生きていた頃とは時代が変わり、英語が圧倒的な力を持っていますが、それでもエスペラントの価値が薄れたわけではありません。エスペラントはその名が示す通り、希望の言語。エスペラントが描く世界を希望して生きてゆきたい・・・
それは僕の一つのIdentityであり、“生き方”なのです。

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