2010年4月21日水曜日

エスペラントに期待する未来

2010年5月、日本の青年エスペランティストを活性化するため、青年エスペラント雑誌「La Junuloj」を復刊しました。「La Junuloj」を一つの媒体として全国に散らばる青年エスペランティストが交流し、学習するモチベーションになればと思っています。

 「そんなダサい言語なんかやりたくないわ。」
それが、返ってきた答えでした。彼女は、英語もスウェーデン語も流暢に話す大学生。語学に堪能な彼女ならと思いエスペラントを紹介したのですが・・・。

他の友達に聞くてみても、エスペラントを知らない人がほとんど。知っていても、今はもう死語と化しているという認識。斯く言う私もそのうちの一人でした。メジャーな国際共通語とならないまでも、せめて外国語を学ぶ人にとって、英語・仏語・中国語に混じった選択肢の一つとしてエスペラントの地位があって欲しいものです。

個人的にエスペラントについて思うのは、もはや国際共通語として英語に取って代わることは、ほぼあり得ないということ。となれば、英語との棲み分けが必要です。世界の第一共通語としての機能を果たさない場合、エスペラントはどのような役割を担えばよいのでしょうか?人々がエスペラントを学ぶ必要性、エスペラントを学ぼうと思う動機はどこにあるのでしょうか?答えは今もって思案中です。誰か教えていただけますか?

そんな風に迷っている私に、ある人が言ってくれました。
「エスペラントは宝石みたいなものなんだよ。
普段は必要ないものだけど、持っていると心が輝くもの。」

さて、エスペラントがもう少しの知名度を得るため、また若者の間で流行るための鍵を握っているのは、一つは音楽だと思います。エスペラントには文化がないと言われます。確かにエスペラント文化はまだまだ薄っぺらい気がしています。だからこそ、音楽が必要だと考えます。私たちの本能に、心に、魂に訴えかける音楽。ジャンルは何でもいい。アニメソングでもヒップホップでもクラシックでも。エスペラントで平和を歌おう!

今夏、幸運にもキューバの世界大会に行く機会を得ることができました。
革命で起こった国のいまの姿をこの目で見て来ようと思います。キューバから帰ってきたら、世界大会その他の報告をします。

とりとめもなく書きましたが、最後に私の夢を記して終わりにしたいと思います。
① 日本で世界青年エスペラント大会IJKを開く。
② 宮崎駿さんのアニメをエスペラントに訳して、世界の貧しい地域の人々の前で上映する。

~ Emmanuel Jal – Emma を聴きながら ~

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