2008年10月30日木曜日

maro

海という字を各国語で。

La maro: Esperanto
El mar: スペイン語
O mar: ポルトガル語
Il mare: イタリア語
La mer: フランス語
Das Meer: ドイツ語
moře: チェコ語
море: ロシア語
zee: オランダ語
ทะเล: タイ語
바다: 韓国語
समुद्र: ヒンディー語
deniz: トルコ語
bahari: スワヒリ語
ulwandle: Xhosa語(南アフリカのクリック言語)
                                  語アビラア :البحر
ヨーロッパの言語ではちょっとずつ言い方が違うんですね。

2008年10月9日木曜日

エスペラントな生き方

あるとき、
この人みたいな生き方をしたい! と思える人生のモデルを探していました。
そんなときに図書館で手にとった本。
それが長谷川テルという人の伝記でした。
一時期、僕の故郷である奈良県の天理市にもいたことがあるというので、何か縁を感じて読み始めた本。
その2ページ目で背筋に衝撃が走り、なんと泣いてしまいました。
普段本を読んで泣くことなんて稀なのに、その導入部分で号泣しかけている、自分にびっくり。図書館で、です。必死で声を出さないように抑えていました。

長谷川テルという人は、エスペランティストで、戦時中に非国民と揶揄されながら、当時日本が侵略している最中の中国に渡って反戦活動をした人です。
人間いつかは死ぬ。侍じゃないけど、死ぬなら華々しく散りたい。
平和という希望を抱き、若くして他界した長谷川テル。
彼女のように生きたい、彼女の意志を継ぎたいと思いました。

今では長谷川テルの生きていた頃とは時代が変わり、英語が圧倒的な力を持っていますが、それでもエスペラントの価値が薄れたわけではありません。エスペラントはその名が示す通り、希望の言語。エスペラントが描く世界を希望して生きてゆきたい・・・
それは僕の一つのIdentityであり、“生き方”なのです。

エスペラントって必要?

今のところ必要ないです。
1000年後には必要になってるかもしれないですけどね・・・(笑)
エスペラント語をやる前に、英語をある程度しゃべれるようになる方が利益はあると思う。
でも !!
英語で挫折した人、または英語のほかに何かやりたい人には、エスペラントがお薦め。
なぜかというと、エスペラントには「言語」のエッセンスがちりばめられているから。
エスペラントを勉強すると、他の言語も習得しやすくなると言われています。
実際に、東京外国語大学では、言語学特殊研究の一環でエスペラントが教えられています。それも4日間だけの集中講義で。4日間やるだけでも、エスペラントの全体像が見え、「言語の基本」が学べるからだと思います。

もしあなたが、英語をマスターしたいなら、エスペラントを勉強することは役に立ちます。
もしあなたが、スペイン語やフランス語をやりたいのなら、その前にエスペラントを見てみればどうでしょう?
もしあなたが、英語を知っているなら、エスペラントは英語より簡単に習得→しゃべれるようになります。
もしあなたが、英語のほかに、スペイン語・フランス語・イタリア語・ポルトガル語・ドイツ語のいずれかを知っているなら、鬼に金棒です。エスペラントなんて朝飯前でしょう。
もしあなたが、言語学を好きなら、エスペラントで遊べます。

もしあなたが、理系の人間なら、エスペラントの規則性に心うたれ、美しさ さえ感じるでしょう。
もしあなたが、文系の人間なら、ヨーロッパの有名な文学作品もエスペラント訳で出ています。
もしあなたが、詩またはラップが好きなら、韻が踏みやすいエスペラントに大いなる可能性を感じるでしょう。

もしあなたが、平和を愛するなら、一緒にエスペラントやりましょう。
もし人類が、宇宙に進出するなら、そのときの交流語にエスペラントがあってほしい。

なんでエスペラントを始めた?

理由は様々だと思いますが、一番はいろんな国の人としゃべれることだと思います。
英語と違って、聞き取りやすいし発音しやすい。
英語圏じゃない国にもエスペラントをやっている人がいますし☆
僕の場合は、最近になって岩手へ行ったときに、駅名がエスペラント語で書かれているのを見たのがきっかけです。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルになった路線です。スペイン語がフランス語のどちらかを始めようと迷っていて、両方ともマスターするのはとんでもなく時間がかかりそう。それなら、両方の言語の中間みたいなもので、もっと簡単なエスペラントでもいいんじゃないかと思いました。それで、エスペラント関連の本を読んでみると、面白くてはまってしまったのです。

エスペラントって何?

エスペラントは、人間が平和を願って作った国際補助語です。
特定の国で話されているという訳ではなく、世界中に話す人がいます。
話者は世界で百万人以上、日本で3,000人以上。
120年前にポーランドで生まれました。
世界中の人が学びやすいように作られているので、おそらく一番簡単。
ギネスブックにも世界一規則的な言語として載っています。

基本の構文はSVO(英語と同じ)です。
文字はアルファベット(abcd・・・)を使います。
発音は日本人に発音しやすく、ローマ字そのまま読みです。
語彙は主にフランス語、スペイン語、イタリア語、英語などから来ています。
単語は覚えやすく、応用しやすい形になっていて、ある意味漢字的。